- 元お笑い芸人であり「爆笑オンエアバトル」「キングオブコント2009」にも出場
- 「横溝正史ミステリ大賞」を受賞
- 角川文庫などから数多くの本を出版
- 作品がテレビドラマ化
なのに年収200万円台・・・そして38歳の現在も、家賃3万5000円のアパートで一人暮らしの質素な生活。
存在がミステリーですね。
ということで今回は、「神様の裏の顔」「逆転泥棒」の著者であり、小説家の藤崎翔さんについて深堀してみました。
逆転泥棒の著書 藤崎翔って何者?
名前:藤崎 翔(ふじさき しょう)
生年月日:1985年10月9日
年齢:38歳(2023年)
血液:O型
身長:166cm
職業:元お笑い芸人・小説家
出身:茨城県牛久市
所属:牛久市立牛久第二中学校、茨城県立竜ヶ崎第一高等学校
代表作:「神様の裏の顔」
藤崎さんは8歳から芸人に憧れていたそうで、高校を卒業後、お笑い芸人になるため上京されます。そして東京で出会った三島裕一さんと、お笑いコンビ「セーフティ番頭」を結成しました。
高校を卒業後は東京アナウンス学院に入学して、そこで三島さんと出会ったという情報もありますが、真偽は不明です。
ちなみに三島さんは現在もピン芸人「ハッピーマックスみしま」として活動されています。
また同期には女性お笑いタレントの柳原可奈子さんがいるそうです。昔はかなり仲が良かったみたいですが、柳原さんが忙しくなってから疎遠になったとか。
お笑いコンビ「セーフティ番頭」は、NHK「爆笑オンエアバトル」に何回かチャレンジして、テレビで放送されたこともあるそうです。
「キングオブコント2009」にも出場されていますが、残念ながら2回戦敗退されました。
藤崎さんはこの芸人時代に、コントの台本を100本以上書いたそうです。すでに小説家としての片鱗が見えますねー。
ただ全く売れる気配がなかったため、芸人として限界を感じたそうで、6年間の芸人活動にピリオドを打ちます。2010年にコンビを解散し、芸人も引退します。
ただお笑いへの情熱や面白いものを作りたいという気持ちは強く、小説家として作品の中でその才能を発揮しています。
お笑い芸人から小説家藤崎翔へ
芸人を引退後は、ホームヘルパーの資格を取るなどして、まともな仕事に就いて、堅実に生きていこうと決意されたそうです。
ただすぐに「好きなことをしてお金を儲けたい」と考えるようになり、いろいろ悩んだ末に小説家という道を選んだとか。
藤崎さんは、これまでお笑いコントの台本を100本以上書いていましたが、きちんとした小説は書いたことがなかったそうです。
ただ芸人時代から本はたくさん読んでいたそうで、図書館で松本清張や筒井康隆の本を借りてきては読んでいたとか。
最初は短編小説から始めて、多くの文学賞に応募されています。初期の頃は、ミステリー以外にも色んな作品を書かれており、その中でもミステリー作品の評価が高かったことから、ミステリーを中心に書くようになったとか。
藤崎さんの初期の作品も読んでみたいですね
ビル清掃のアルバイトの傍ら、部屋にこもって夜遅くまで小説を書き始めます。そして2014年、長編小説「神様の裏の顔」で「横溝正史ミステリ大賞」を受賞しました。
新宿バティオスの命名権を購入
2020年、藤崎さんは、お笑い劇場「新宿バティオス」の「命名権」を約290万円で購入されています。
結果、劇場入口の看板名は「新宿バティオスwith年収並みの命名権を買っちゃったから小説が売れないと困る藤崎翔」に変わりました。
この看板名で、藤崎さんの年収が290万円ぐらいと知られてSNSで話題になりました。
お笑い劇場は資金繰りの問題で経営が難しくなっていたため、藤崎さんとしては、お笑い芸人時代の恩返しで購入したそうです。
「横溝正史ミステリ大賞」の賞金400万円を使ったのか、日頃から節約して貯金されているのか分かりませんが、年収290万円の人の、290万円はかなりの大きな買い物ですよね。
しかもただの命名権ですからね〜特に何か大きな見返りがあるわけでもないですし
お金持ちの人が買ったのなら、よくある話ですが、家賃3万5000円で超節約生活をしている人が購入したというのはインパクトがありますね。
ちなみに藤崎さんは、真夏でも電気代節約のためエアコンを使わず、水が入ったお風呂に裸で入り、チラシの裏紙に執筆しているとか。
藤崎翔おすすめ作品「逆転泥棒」
- 神様の裏の顔(2014年)
- 殺意の対談 (2017年)
- こんにちは刑事(でか)ちゃん(2016年)
- おしい刑事(2016年)
- 恋するおしい刑事(2017年)
- お隣さんが殺し屋さん(2017年)
- 時間を止めてみたんだが (2018年)
- 指名手配作家(2019年)
- OJOGIWA(2020年)
- 逆転泥棒(2023年)
- 読心刑事・神尾瑠美(2020年)
- 比例区は「悪魔」と書くのだ、人間ども(2020年)
- 守護霊刑事(2021年)
- 逆転美人(2022年)
- モノマネ芸人、死体を埋める(2023年)
ネタバレになるので内容は詳しくは書きませんが、個人的には以下の3つがおすすめですね。
「神様の裏の顔」
2014年、藤崎さんが初めて書いた長編ミステリーであり、「第34回横溝正史ミステリ大賞」を受賞した作品です。神様のように慕われていた教師の通夜に、関係者が集まり思い出を語るのだが・・・。
「お隣さんが殺し屋さん」
田舎から上京してきた美菜と、その隣に住む陰のある青年との間に巻き起こるミステリー・・・。
「逆転泥棒」
刑務所から出所して早々に、空き巣に入った家には初恋相手が。二人は再会し距離を縮めるも・・・。予想不可能な逆転劇!
まとめ
- 高校を卒業後、上京して三島裕一さんとお笑いコンビ「セーフティ番頭」を結成。
- 同期には女性お笑いタレントの柳原可奈子さんがいる。
- 芸人として限界を感じ、6年間の芸人活動にピリオド。2010年にコンビを解散し、芸人引退。
- 「好きなことをしてお金を儲けたい」と考えるようになり、悩んだ末に小説家の道を選ぶ。
- 2014年、長編小説「神様の裏の顔」で「横溝正史ミステリ大賞」を受賞。
- 2020年、お笑い劇場「新宿バティオス」の「命名権」を約290万円で購入。
これほどの逸材がまだまだ世間に知られていないことが残念で、一人でも多くの人に知ってもらいたいと思い、今回記事にしてみました。
今後も、小説家 藤崎翔さんの益々のご活躍を期待しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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